栃木県野木町 永田元一町長
野木町発注の公共工事をめぐる不正入札事件で、永田元一町長が、競売入札妨害罪で有罪判決が確定した同町の建設会社元社長に現金千五百万円を手渡していたことが分かった。二十四日に町役場で会見した町長は「脅されて払った」と釈明した。
町長と元社長は二月二十一日付で覚書を交わしており、覚書には「(町長が元社長を職務強要罪で)刑事告訴したことにより精神的にも肉体的にも心労をわずらわせたことによる慰謝料」と記されている。
元社長は二〇〇六年十二月に競売入札妨害容疑で逮捕された後、永田町長に舗装工事への指名を強要したとして職務強要容疑で再逮捕された。同罪では起訴猶予となったが、一連の事件で、元社長の会社は同年十二月から同町発注工事で二年間の指名停止処分を受けている。
永田町長は「町民にご心配をおかけし、おわび申し上げます」と謝罪。その上で「慰謝料ではなく、脅迫や指名に入れるよう圧力があった」と説明した。町長によると、元社長は昨年秋ごろから「二年間の指名停止は長い。見返りを」などと要求したといい、町長は自らのポケットマネーから現金千五百万円を渡した。町長は「浅はかだった」と反省したが、警察に相談せず“脅し”に応じた経緯について「町の平和のため私一人が犠牲になればと思った」と詳しい説明を避けた。
一方、元社長は現金の授受を認めながらも「脅しもお金の要求もしておらず、やましいことはない」と反論している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20080625/CK2008062502000153.html?ref=rank
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