長野県飯田市教育委員会 伊沢宏爾教育長
外国人講師招聘(しょうへい)事業で、飯田市教委に講師をあっせんしていた市内の学習塾経営の男性(61)が、職業安定法に基づく「有料職業紹介事業」の許可を得ていなかった問題で、伊沢宏爾教育長ら市教委幹部が29日に記者会見し、「許可が必要なことを知らず、一度も確かめたこともなかった」「関係者にご心配、ご迷惑をかけた。深くおわびをしたい」と謝罪した。
市教委は今後、市幹部を責任者とする組織を設け、過去の担当者からの聞き取り調査を行って経緯を検証し、今後の対応を検討する。
記者会見には、伊沢教育長のほか、関島隆夫・教育次長、木下浩文・学校教育課長が出席。
職業紹介事業には、厚生労働相の許可が必要なことについて、「今回の問題で、契約の見直しを開始して、初めてわかった」と説明。その上で、「この地方では(講師あっせんを)お願いできる人は限られていて、法的なことがおろそかになっていた。認識不足でお恥ずかしい」と話した。
市教委は1989年度から94年度までは、講師の招聘を男性に委託する契約を結んでいたが、「市教委が直接、講師に指揮命令をすると、法律違反となる恐れがあった」という理由で、直接雇用に切り替えた。この時に、講師あっせんの法的な問題点を見直さなかったことについて、「そこまで思いが至らなかったのだと思う」と弁明した。
学習塾経営の男性に今後もあっせんを依頼するかについては、「違反が確定すれば、(見直しを)検討したい」とし、今年度の男性への報償費の支払いについては、「役務の提供を受けた部分は支払わねばならない」と述べた。

謝罪する伊沢教育長(中央)ら市教委幹部(29日、飯田市役所で)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20090529-OYT8T01074.htm
| コメント (0) | トラックバック (0)






