共立蒲原総合病院 木村良一院長
富士市中之郷の共立蒲原総合病院の木村良一院長らが30日、記者会見し、病院医事課の男性職員(34)が、通院患者らの介護認定に必要な病院医師の「主治医意見書」を偽造していたことを明らかにした。判明した偽造は105件に上ったとしている。
会見した木村院長らによると、職員は昨年4月以降、地元市町から作成依頼があった同病院患者に関する主治医意見書を医師に取り次ぐ仕事をしていた。
しかし実際には、病院のパソコンに保管されていた過去の意見書のデータを利用して自身で作成。署名欄には医師の筆跡をまねて署名するなどして書類を偽造したとされる。
今年6月下旬、富士市が意見書の記載漏れを発見し、医師に確認して偽造書類と判明した。職員は「自分がやった」と認め、動機について「多忙な医師に書類作成を頼みにくかった」などと話しているという。
病院側は、昨年4月からこの6月末までに市町から申請があった836件のうち105件について偽造を確認。この日、3件について有印公文書偽造・同行使の疑いで職員を富士署に告発し、受理された。木村院長は記者会見で「各方面に迷惑を掛けた。再発防止に努めたい」と謝罪した。今後、職員と上司の懲戒処分を行うとしている。
意見書の偽造が実際の介護認定にどう影響したかは、今後詳しく調べる。
厚生労働省老人保健課のコメント 国としては医師以外の者が介護認定の意見書を書く事態は想定しておらず、極めてまれなケースだ。
職員の不正について謝罪する木村院長(左から2人目)ら病院関係者
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090731/CK2009073102000209.html?ref=rank
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