岡山市消防局 藤原文法局長
岡山市消防局は9日、救急救命士の資格取得のため東京などの研修所に派遣された職員に支払われる出張経費の一部計約429万円を、2005~07年度に着服したとして、同局情報指令課の武田正徳消防司令補(38)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。記者会見で藤原文法・局長は「市民への信頼失墜行為で、遺憾」と陳謝、公金の着服を見抜けなかったことを受け、チェック体制を見直すことを明らかにした。同局は、武田消防司令補が全額を弁済していることなどから、告訴はしない方針。
市消防局によると、武田消防指令補は同局総務課員だった05年5月~06年度末と、情報指令課に異動しながらも総務課時代の業務を行った07年4月に着服。研修所に7か月間派遣された職員に支払うはずの日当や交通費など計約84万円の経費を代理人として受け取り、そのうち約35万円しか渡さないなどの手口で、計12人の経費約997万円から着服を繰り返したという。武田消防司令補は「住宅ローンの支払いに困っていた」と話しているという。
同局では、総務課職員が代理人として出張経費を受け取れる慣例があり、この場合、実際に支払われる経費と、受け取った経費との差額を出張した本人が確認できないという。藤原局長は「今後は、金銭の受け渡しの記録をつけるようにし、複数で確認する体制にしたい」としている。
また、同局は、上司だった当時の総務課長と同課長代理の計3人を戒告の懲戒処分にした。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20090709-OYT8T01178.htm
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